近年、各大学において、学生に対するキャリア支援が熱を帯びている。
これまでは企業からの求人票の取り扱いや求人先開拓など、就職斡旋が主な業務であった事務部門の就職部や就職課。これをキャリアセンター等と名称を変更し、個別相談やキャリア支援のための企画を担う主要部門と位置づけ、4年間の大学教育のなかでキャリア形成を目的とした支援体制を確立しようとする動きが活発化し、多くの大学で熱心な取り組みがなされている。
背景には、若年者の早期離職問題、フリーターやニート問題、雇用のミスマッチなど深刻な社会問題が指摘されており、大学に課せられた社会的責任は大きい。
そうしたなか、本学における就職状況とキャリア支援事情の一端を紹介する。
本学においては、
2010年度卒業生の就職内定率は不況の中でも、93.4%を達成した。このうち、
特に船舶工学科は8年連続で内定率100%だった。
本学においては、2003年度より従来の就職ガイダンスと呼ばれる就職指導のプログラムを単位化し、「将来計画フォーラム」という学生のキャリア形成を視野に入れた講義科目を開設している。また、毎年全国から企業を招いて「本学主催合同企業面談会を年2回(2010年度:延べ約150社参加)」を実施、福岡の説明会参加希望学生には、毎年「貸切バスを運行」するなど、学生の就職支援に力を注いでいる。

本学主催合同企業面談会−キャリアへの第一歩−
<2010年度(2回実施)は全国より延べ約150社が参加>
多くの卒業生を輩出している伝統ある工学部に加え、情報学部、環境・建築学部を擁する本学においては、ものづくり教育やフィールドワーク、充実した情報設備によるパソコン実習などを交えた実践的で多彩な教育プログラムを準備し、社会の求める人材の育成に注力している。それぞれの学部学科には、「就職担当教員」を配置、「学生支援グループ就職係」と連携し、これに「卒業研究担当教員」と「4年生の就職アドバイザー」を加えた本学独自の完全バックアップ体制で、個別の進路相談に応じている。
また、キャリア形成支援に効果が高いと指摘されているのが「インターンシップ」であるが、本学の場合、正規の授業科目として「インターンシップ」を開講しており、毎年、希望する学生がインターンシップ・工場実習を体験し、早期から、社会や将来を見つめる機会を提供している。
その他、通常の開講科目の他に学生のスキルアップ、就職活動を応援するため、インターネットを活用 したe - learning方式による資格・就職支援Web講座やキャリアカウンセラーによる「キャリア・デザイン講座」「就活スキルアップ講座」)を実施するなど、学生の将来をあらゆる角度からサポートしている。
本学においては、グローバル社会、高度情報化社会の到来により、社会が求める付加価値のある人材を輩出すべく、なお一層の教育と研究の充実はもとより、入学から卒業まで線でつながるキャリア形成支援を充実させ、「ものづくり」、「ことづくり」、「ひとづくり」という3つの「つくり」を実践すべく更なる改革と挑戦が続いている。
●本学独自の完全バックアップ体制
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